症例集

卵巣のホルモン(女性ホルモン)その①

エストロゲン・・・・成熟卵胞から分泌される。

 
分泌:下垂体前葉のFSH(卵胞刺激ホルモン)
    によって刺激され、分泌が高まる。

 生理作用
     ①全身への効果
      乳腺の発達、若々しい肌の生成
      骨端の成長を停止し、
      思春期以後の身長の伸びを停止する

      骨を破壊する破骨細胞の働きを抑え
      カルシウムの吸収を助けることで
      骨密度を減少させない
      (閉経後の女性の骨粗鬆症は、
       男性に比べると3倍も高くなります)
     
     ②月経周期
      妊娠しやすくするために、
      生理の終わり頃から分泌量が増え
      排卵直前にピークになります。
                
      排卵後は減少していき、
      月経(生理)の始まる頃にはさらに減少
                
      そして、また排卵前にピークになり
      それを繰り返していきます。       
      
エストロゲンは30代後半にピークなり、その後
徐々に減少し、閉経後は40~60%まで減少する
 
エストロゲンと黄体ホルモン(プロゲステロン)の
バランスを崩すことにより、更年期障害や精神不安
など原因が分かりにくい症状や病気にも
かかりやすいとされています。
 

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